すたぁりっとワーク千里電高校を国・府・市議会と視察:大阪府吹田市
【企業連携型モデル 就労施設”特定企業型職業訓練校”「すたぁりっとワーク千里電高校」視察(大阪府吹田市)】
2024年7月5日、大阪府吹田市にて(株)シーアイ・パートナーズ(CIP)が運営する「すたぁりっとワーク千里電高校」を視察いたしました。
こちらの訪問は、今年1月25日に、当団体の大谷貴志理事と共に訪問してから2回目です。
今回の視察には、山本博司参議院議員、本田信親氏((株)フューチャージュニアス社長)、地元公明党の大竹いずみ大阪府議(吹田市選出)、5人の吹田市議(矢野伸一郎・井上真佐美・小北一美・浜川つよし・野田やすひろ)、齊藤健一さいたま市議らが同席されました。
視察は家住教志社長・CEOおよび福島麻里さん(就労支援事業部サブマネージャー)のご案内で行われ、施設の詳細な見学と意見交換が行われました。
「すたぁりっと」の名前は"starlit"(星明かり)から取られており、昔の人々が星を頼りに目的地を目指したように、皆様を導く存在となることを目指しています。
(株)シーアイ・パートナーズは、発達年齢に応じたステージ・育成メソッドを用いて彼らの成長機会を作り出し、福祉制度を最大限に活用して未就学児から社会に出て活躍できるまでの並走支援を行っています。現在、大阪・兵庫・東京で、児童発達支援、放課後等デイサービス、就労移行支援事業、就労継続支援B型・A型事業など26事業を展開しており、グループ従業員数は218人に達しています。
今回視察した特定企業型職業訓練校「すたぁりっとワーク千里電高校」は、令和5年2月に電話資材大手商社(株)日本電商とコラボして開設されました。ここでは、就労移行支援事業と就労継続支援B型事業の多機能事業が展開されています。利用者はピッキング作業や荷受け、入荷資材の開梱、整理、棚入れ、検品、発送作業などを行っています。就労移行で5名、就労継続支援B型事業で1名が活躍しています。
CIPの企業連携型就労支援モデルは、多くの企業で同様なニーズがあると考えられる先進的な事例です。視察の際には、実際の仕事現場や訓練場所、休憩場所などを見学し、健常者と同様に機敏に活動する利用者の姿を確認しました。また、1年後に雇用された社員の方ともお話を伺いました。
このモデルは、障がい者就労施設にとって大きなメリットがあり、今後さらに多くの企業と連携し、障がい者の就労機会を拡大するために、全国にこの取り組みとシステムが広がってほしいと思っています。