埼玉新聞1面にて当団体をご紹介頂きました

本日(2月3日付け)の、埼玉新聞1面のトップで『おやじパワー結集へ NPO「おやじりんく」発達障害児の就労支援』と題して、当団体の活動について掲載して頂けました。

これは、先日1月8日に行った、さいたま市で定期開催している、障害児を抱える父親のミニ懇談会と、先月の20日に都内で開催した「第2回 ちょっと気になる子たちをささえるオヤジの集い」を取材頂いたことに基づき紹介されています。

この記事を担当された埼玉新聞社の立山記者は二度に渉り、当団体のイベントに参加。そして参加者や、団体理事や参加者の奥様たちにも丁寧に取材をされて、構成されております。

かなり長時間に渉り取材をして頂きました。

なお、この記事の文面と内容に関しては、埼玉新聞Web版でも紹介されていますので御覧ください。

おやじパワー結集へ NPO「おやじりんく」発達障害児の就労支援
http://www.saitama-np.co.jp/news02/03/01.html

なお、この記事につきまして、こちらでも全文引用させて頂きます。

最後になりましたが、埼玉新聞社には心より御礼申し上げます。

---以下掲載記事引用 2013年2月3日 埼玉新聞 1面 ---

おやじパワー結集へ NPO「おやじりんく」発達障害児の就労支援

 「発達障害のわが子の将来を父親同士で話し合おう」―。近年、クローズアップされている自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害。昨年11月、発達障害児の父親10人が集まりNPO法人「おやじりんく」を、さいたま市で設立した。障害児の子育てや保護者交流は母親が中心になりがちだが、父親が交流する機会をつくり、父親の目線で子育てや子どもの将来の自立・就労支援を考えていく。代表の金子訓隆(のりたか)さん(45)=さいたま市見沼区=は「今の子どもをよく見ている母親の“顕微鏡的な視点”に対し、父親には広く将来を考える“望遠鏡的な視点”があり、どちらも大切。おやじの力を引き出したい」と訴える。ネットを通じ、賛同者は全国に広がっている。

■きっかけはブログ
 金子さんは長男の真輝(まさき)君(7)が2歳の時、広汎性発達障害と診断された。情報も少なく「父親として何ができるのだろうか」と悩んだ末、IT会社勤務の技術を生かして長男の子育てブログ「マサキング子育て奮闘記」を作成。障害特性や支援環境などを調べ、父親としての思いを正直につづったブログは1日4千アクセスを超えた。
 ブログを通じ、金子さんは発達障害児の父親ら千人と交流。共通する一番の気掛かりは「親亡き後の子どもの自立・就労」だった。また、父親たちには多種多様のビジネスマンとしての顔があり「父親たちの技能や社会でのネットワークを、発達障害児の支援や雇用創出に生かせないだろうか」と盛り上がった。多くの人に支えられ、コアメンバーで法人を設立、市内外で交流活動を始めた。

■ざっくばらんに
 1月8日の夜、浦和区で開かれたミニ懇談会には仕事帰りの父親5人が参加。9歳と7歳の息子が自閉症などの障害を持つ大谷貴志さん(39)=同市桜区=は「父親が主役の集まりはこれまでなかった。悩みを超えて、子どもの将来ビジョンを話し合えるのが魅力」という。長男(7)が広汎性発達障害の山中弘幸さん(37)=同市西区=は「妻がブログを見つけ勧めてくれた。おやじりんくはチャレンジ精神にあふれている」と話す。
 「発達障害児は男子が多く、10歳になると性の問題も出てきて母親の手に負えなくなる」といった子育ての悩み、登校拒否、妻との関わり、仕事のことなど、ざっくばらんに会話が進んだ。

■母親たちも期待
 おやじりんくは、この間、都内や大阪でも集いや学習会を開き、各地から計100人以上が集まった。1月20日に都内で開いた「ちょっと気になる子たち(発達障害児)を支えるオヤジたちの集い」では、行政と連携した相談会や交流会、シンポジウムなど今年の事業計画に加え、子ども預かり所、デイサービス経営などのさまざまな将来構想やアイデアを議論。
 集い後の懇親パーティーには妻たちも参加。「父親たちが子どものために本気で動いてくれるのがうれしい」「母親同士では愚痴が先になってしまうが、解決策を中心に話し合うところがいい」といった期待の声が上がった。
 おやじりんくについて、さいたま市福祉部は「行政と連携した取り組みはほとんど母親が担っているのが現状。母親を支え、孤立を防ぐためにも父親へのアプローチが課題だった。活動を応援したい」としている。

【メモ】ミニ懇談会は毎月第2、4火曜日の午後6時半から同8時半まで、さいたま市浦和区の彩の国すこやかプラザで開催。対象は発達障害児を抱える父親。参加費無料。問い合わせは、おやじりんく(048・677・5902)へ。ホームページはhttp://www.oyajilink.net/