悲願の第一歩。「高次脳機能障害者支援法」が衆議院厚生労働委員会にて全会一致で可決!
12月5日午前、私たちにとって、そして全国の当事者・ご家族にとって待ちに待った瞬間が訪れました。衆議院厚生労働委員会にて、「高次脳機能障害者支援法」の審議が行われ、全会一致で可決されました。

輝HIKARIとして、これまで地元の当事者の方々の「生の声」、ご家族の切実な願いを国会へと届け続けてきました。当時、参議院議員であられた山本博司先生と共に、法律の制定に向けて一つひとつ積み重ねてきた支援の日々が、今日という形になったことに、言葉にならないほどの感慨を覚えています。


涙と拍手の委員会室
金子訓隆代表理事は所要により、この場には参加出来ませんでしたが、委員会室には、「日本高次脳機能障害 友の会」の片岡保康理事長をはじめ、全国から集まられた家族の会の皆様が傍聴されました。
法案提出者である田畑裕明衆議院議員(超党派議連 事務局長)からの趣旨説明、委員による質疑を経て、採決の結果は「全会一致」。
可決の瞬間、傍聴席の友の会の方々の中には涙ぐむ姿もありました。長年の苦労と願いが、国政の場で正面から受け止められた瞬間でした。
共に歩んだ同志たちへの感謝
この場には、以下のような全国の団体の皆様が駆けつけられていました。
- 高次脳機能障害友の会 片岡保康理事長(高知県)
- NPO法人高次脳機能障害友の会うつくしま 脇春行理事長・遠藤良一理事(福島県)
- 高次脳機能障害の子どもを持つ家族の会 ハイリハキッズ・ジュニア 中村千穂代表(東京都)
- NPO法人 東京高次脳機能障害協議会 今井雅子理事長(東京都)
- NPO法人 高次脳機能障害友の会 クラブハウスすてっぷなな 野々垣睦美統括所長ら(神奈川県)
- NPO法人 脳損傷友の会高知 青い空 岡村忠弘総括責任者・平谷尚大統括補佐(高知県)
終了後、公明党の濱地雅一厚労部会長や、山本博司前参議院議員らが共に記念撮影を行い、NHKや公明新聞の取材を受けました。
成立へ向けて、最後まで見守りを
山本博司先生が超党派議連の幹事長として、そして私たちの声を国政へ繋ぐ架け橋として尽力してくださったことに、改めて心より感謝申し上げます。また、法制局をはじめ各省の方々、超党派議連の先生方のご尽力にも深く敬意を表します。
今後のスケジュールは以下の通りです。
- 12月8日: 衆議院本会議での採決
- その後、参議院へ送付
- 12月17日(臨時国会最終日): 成立を目指す
これは大きな第一歩ですが、まだゴールではありません。
輝HIKARIはこれからも、法律が成立し、実際に地域の当事者一人ひとりに支援の手が届くその日まで、皆様と共に歩み、見守ってまいります。
なお、この内容については、山本博司前参議院議員の活動報告でもアップされておりますので御覧下さい。
また、YAHOOニュースでも紹介されておりますので、こちらの記事も御覧下さい。
高次脳機能障害の支援強化 超党派新法案、成立へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/73a6466fe11911b6a700c25f6f3e8739079fa6c9






