未来の芸術家育成に向けて協力
◆未来の芸術家の育成支援へ協力(アール・ブリュットへの取り組み)
19日は、当団体の放課後等デイサービス「輝-HIKARI-上宗岡」に、社会福祉法人愛成会の小林アートディレクター(同団体常務理事)と、小川事業推進課長にご来所頂きました。
この懇談には、当団体の代表理事金子と、デイサービス「輝-HIKARI-」総合管理者の大谷(同法人理事)、広報の堀内が同席。
内容は今年度、厚生労働省の補助事業のひとつである「平成27年度障害者の芸術活動支援モデル事業」として愛成会が昨年度に引き続き事業採択されたことによる事業への協力について打診を頂きました。
愛成会は本事業において「TokyoBrutプロジェクト」として大きな柱として4つの事業を展開。
1.芸術作品に関する権利擁護・相談支援
2.人材育成
3.展覧会の開催
4.ネットワークづくり
この事業の中で、東京アール・ブリュットサポートセンターを設置し、権利擁護に関するセミナーに弁護士を講師として招き、作品の権利について勉強会を開催。
ここに当団体のスタッフが権利擁護について学ぶ場としてご提供。
また無料の法律相談会なども開催していきます。
また、人材育成のプログラムとして「移動アトリエ」を開催。
ここに当団体が大きく係わって参ります。
当団体が今年度行っている、デイサービス「輝-HIKARI-」の通所児童を対象とした、文化芸術交流活動を、東京アール・ブリュットの移動アトリエとして開催。
子どもたちと共に作品を仕上げていくイベントを開催します。
また地域の団体と共に協力をして、個人で描いた作品を収集、その作品を基に、東京都内3カ所において合同展示会を開催して、作品を様々な人たちへ鑑賞して頂きます。
またこの人材育成の観点により、通所児童の特性に併せ、芸術的発想が特異な子どもの育成を行います。
将来の芸術家としての発掘の一環としても支援活動を行います。
ネットワークづくりとしてはサロンやイベントなども企画、この企画に「輝-HIKARI-」通所児童やそのスタッフも関わり、東京アール・ブリュットの事業を共に盛り上げていくことを打ち合わせしました。
愛成会の小林アートディレクターは日本アール・ブリュットの立役者としても活躍されている方。
日本の作品をスイス・イギリス・オランダなどに広め、障がいのある方の芸術作品の付加価値を世界に伝えております。
また「障がいとアーツ」というタイトルで、東京藝術大学とコラボにより、イベントも開催、美術だけでなく個人の「表現」を求め、社会にインクルーシブする活動も行っています。
当団体として行っている文化芸術交流活動は、国公補助の事業による「平成27年度障害者の芸術活動支援モデル事業」への協力へと変わり、表現を作品として、そして芸術品として形にしていく活動を愛成会と共に行って参ります。
◆参考ホームページ
東京アール・ブリュットfacebook
https://ja-jp.facebook.com/artbrut.jp
社会福祉法人愛成会
http://www.aisei.or.jp/
平成27年度障害者の芸術活動支援モデル事業
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/sanka/bunka.html