縁を磨く

おやじりんくの活動報告としては息子の話題を書くのは初めてのことだと思います。

私が個人的に公開しているブログ「マサキング子育て奮闘記」というものがあります。

今回の記事は、それと同じ話題のマルチ投稿になりますが、ご了承ください。

先日息子を寝かしつけている時の話。

久しぶりに一緒に横になった時、息子に対してこう言いました。

「まぁ君。最近はパパがあまり遊んであげられなくてゴメンネ。でもパパは将来のまぁ君のタメに時間を貯金しているんだよ。たくさんのパパたちと一緒に、まぁ君のような子たちの将来の環境を作ろうとしている。ユウキ君のパパだって一緒。カズ君やケイ君のパパとも一緒。たっくんのパパも一緒。だからみんなお友達のパパたちも一生懸命頑張っているからパパも頑張るからね」と言いました。

多分言葉の意味は分からないだろうなと思っていました。

ただ分からなくても真剣に息子のタメに伝えたかったのです。

そして息子が一言。

『パパ。ありがと!』と。

この言葉はどんなご褒美よりも、どんな褒め言葉よりも私にとっては幸せを感じさせる言葉です。

この『パパ。ありがと!』という言葉でまた元気を貰いました。

いま私は45歳。

この歳にして、仕事とは無関係の人との出会いや交流が広がる父親は何人居るでしょうか?

以前、ふぁみえーるというサイトのインタビューでも書きました。

https://famiyell.net/knowledge/column/index/78719

「父親というのは、人との付き合いとなると殆どが職場の同僚になってしまいます。母親が子どもの生活環境が中心の付き合いに変わるように、父親は職場の同僚との付き合いが中心となります。そして人は年を重ねるごとに、どんどん人との付き合いが減っていきます。しかし私は息子の障害から、同じ障害児を持つ父親たちと縁をすることが出来ました。これは私にとっても財産です。」

この言葉には嘘偽りはありません。

すべては人との出会いが始まり、それが悪縁であれば悪い結果となりて、良縁であれば自分も成長させてくれる。

しかし、人と始めて出会った瞬間は、それが悪縁でもなく良縁でもありません。
ゼロ!なんです。

そこからプラスにするにもマイナスにするにもやはり自分の責任が伴うはずです。

「あいつと付き合って俺は損をした」という事を言う人もいるかもしれません。

でもその「人との付き合い」というのは、決して誰かに強制された訳では無く、それも自分が自ら選んだ選択肢のひとつなんです。

だから、その出会いというものを大切にして、そして一つ一つの出会いを丁寧に接して、そして一生懸命に真面目に接していくことが「縁を磨く」ということだと思っています。

磨かれた縁は輝き、そして自分の前も照らしてくれます。
現に私はたくさんのオヤジたちと出会って、以前より照らされています。

この縁によって照らされた数々の光によって、息子の将来を、そして縁した父親の子どもたちの将来も照らせられるような環境を作っていきたいと思っています。