障がい者千人雇用の取り組みについて交流2【岡山県総社市】

9月26日、岡山県総社市へ訪問しました。

前回の活動報告「障がい者千人雇用の取り組みについて交流1【岡山県総社市】」からの続きです。


片岡市長との昼食交流後は、市役所内にある「市内どこでも300円タクシー雪舟くん」のコールセンターについて、片岡市長自らタクシーの予約システムから、配車管理などについてご説明を頂きました。

片岡市長からのご説明では

『本来であれば辺境地域から市内中心地まで片道6500円かかるタクシー料金を300円で行けるようにした。

相乗りシステムにより経費負担の軽減を行っている。

辺境地域に住む年配の方は高いタクシー料金に悩んでいた。年金だけでは生活が困難になってしまう。

そこを雪舟くんを活用頂き、市内中心地にある病院まで安く行けるようにした。

障害のある方の就労場所への通勤にも役立っており、障害者割引サービスも適用ができるようにしている』

とお話しされていました。

これは凄いシステムです。

片岡市長がいつも講演で言われている『税投入の逆進性』の政策の一環です。

◆参考ホームページ
新生活交通「雪舟くん」 - 総社市
http://www.city.soja.okayama.jp/kotsu/kurasi/shin_seikatu_koutuu/shin_seikatu_koutuu.html

雪舟くんコールセンターの見学後は、市役所を後にして、総社市内にあるガソリンスタンド「サンガーデン吉備路」を見学。

この見学には、総社市保健福祉部福祉課長と市長室の方もご同席頂きました。


このガソリンスタンドは全国では初の、社会福祉法人(三穂の園)が運営している、就労継続B型作業所になります。


昨年2月にも訪問をしていますが、講演の中でいつも話していますので、改めて現状を確認。

施設長及びサービス管理責任者の方よりご説明を受けました。

1日2交代制で、早番と遅番に分かれて、ガソリンスタンドを運営。働いている方は全員知的障害者の方です。

一生懸命に洗車業務や掃除、接客などを行っていました。障害のある方の新しい雇用の在り方を改めて学びました。