(株)ドコモ・プラスハーティの視察に同行(東京都)
19日、東京都豊島区にある(株)NTTドコモの特例子会社の(株)ドコモ・プラスハーティに、山本博司参議院議員が視察され、そちらの視察に当団体の金子代表理事、広報の堀内が同行させて頂き、障がい者雇用の取組みについて伺いました。
(株)ドコモプラスハーティの業務運営部の牛田業務運営部長(取締役)、岡本担当部長、(株)NTTドコモ 遠藤秘書室長が立ち会っていただき、概要をお話し戴きました。
(株)ドコモプラスハーティは、重度の知的障がいがある方等(現在50名の知的障がい者を雇用)を中心にオフィスビルの衛生管理等を業務の主軸として活動しています。
併せて、ドコモのグループ会社において、障がい者のある方々の雇用促進と採用支援、職場への定着を支援することを目的に設立された、株式会社NTTドコモの特例子会社です。
現在池袋センター、品川センター、墨田センターの3箇所で清掃を実施。
大きな特徴の1つが清掃システム。
清掃システムは、感染防止を目的としたホスピタルグレードの清掃システムや失敗しない道具(障がい者の使用に適したツール)を使用。また人体に無害な消毒洗剤を使用した消毒清掃や品質の可視化、食品衛生検査指針に掲載されるなど既に定着した洗浄の評価方法を活用しています。環境衛生士25名、障がい者職業生活指導員21名など保有資格者も多く、ソフト面の環境整備も進んでいます。
オフィス清掃は身体への負担軽減のスイーパーの使用やマイクロファーバークロス(手の拭き清掃に比べ1.8倍の作業効率化)など脱3K(×きつい・×汚い・×くさい)を推進しています。
2つ目の特徴が、毎日の学習の実施を導入しています。
ジョブコーチが指導者で、公文式学習(国語・算数)各教科30分、合計1時間毎日行っています。
老化・退行への効果的な対策であり、企業に課せられた従業員の能力発揮・言葉を用いた円滑なコミュニケーション。
指導役の社員も、一日でも長く、社会の一員として能力を最大限に発揮しつつ活躍するための効果的な支援方法を模索でき、成長できる仕組みです。
毎日の学習成果の推移もとられており、3年間の比較でも大きく改善されています。
2012年から入社した43名は100%定着して辞めた方はいないそうです。
今後首都圏、関西のドコモビルの清掃拡大を計画しており、今後の採用予定は46名。
障がい者雇用で大変参考になりました。
※上記文面は視察に同行させて頂きました山本博司参議院議員の活動報告の文面を加筆・修正して引用させて頂きます。
引用元
https://www.yamamoto-hiroshi.net/archives/2016/12/post-20371.html