6回に渉る絵画教室を終えて

発達障害児の文化的交流を求める絵画教室

これは昨年10月から毎月第一土曜日に開催していた、おやじりんくの文化活動でした。

今回、この活動は子どもゆめ基金という団体から支援を受けて開催することができました。

申請期間は、昨年10月から今年の3月まで、6回の開催について教室代金、画材道具その他諸費用について支援をして頂きました。

この活動の考案のキッカケは、今はおやじりんくとして私を陰で支えてくれているアシスタントの堀内さんが「障害のある子どもたちに芸術的な観点から交流ができるような場をつくりたい」と提案。

若干、25歳の堀内さんは自分のチカラで助成金申請の書類制作を行い、その必要性を助成金申請団体へ訴えて、そのコンセプトが高く評価されて開催が決定しました。

幾多の準備など、かなり多忙の中で一生懸命行ってきました。

また堀内さんの想いについて、以前からの友人である沖田さんも賛同して頂き、25歳の講師コンビが誕生。

「おやじりんく」というオヤジ臭い団体に、25歳の若い美人講師2人がそろい、この活動が行われていきました。

またオヤジ代表として、普段からおやじりんくの活動を共に支えてくれている船本さんもボランティア講師として毎回参加して活動を盛り上げてくれていました。

この絵画教室は、昨年11月3日のNHKのニュースでも取り上げて頂きました。

ニユースの内容は下記でご覧頂けます。
発達障害の子どもの絵画教室【NPO法人おやじりんく】
http://www.youtube.com/watch?v=a_LevXGVcEQ

この動画の中でインタビューを答えられているお父さんについて。

この親子は、この絵画教室に2回目から参加され、最後まで参加されました。


個人情報もありますので、お名前は伏せますが、そのお子様から昨日の絵画教室の時に「かねこせんせいへ」として、写真と絵画のお手紙を頂きました。

これは私だけでなく、堀内さん、沖田さんの講師2名にも手作りのお手紙を頂きました。

とても嬉しかったです。

私は先生としては何もしていませんでしたが、言葉でのコミュニケーションが困難な子どもが、その感謝の想いをこのように手紙(絵画)で表現してプレゼントしてくれました。

相手の気持ちを言葉だけではない、この活動の趣旨である、発達障害児を文化的視点から交流を求める活動として、参加された方がそのお祝いの意思を伝えてくれたことは本当に嬉しかったです。

堀内さん、沖田さんも同様にとても喜ばれていました。

自宅に帰ってきてからこの手紙を開封して、読ませて頂きました。

その時に、この活動を考えた堀内さん、そして講師としてお手伝い頂きました沖田さん、そして参加された方々の思いがたくさん伝わってきました。

昨年8月に私はある場所において、皆さんの前で伝えたことがあります。

「おやじりんくという団体はもう私1人での団体ではない。みんなのおやじりんくであり、私が1人でどうこうできるレベルではなくなっている」と。

その通り、今回の「発達障害児の文化的交流を求める絵画教室」はもう私だけての考えではない、新しい「おやじりんく」としての支援方法のひとつとなりました。

なお、この絵画教室で参加者の方々から描かれた絵は、3月9日に埼玉県障害者交流センターで開催するイベントで、絵画展として展示いたします。

イベント名:こどもたちは、オヤジのチカラを待っている。
http://www.oyajilink.net/event.php

是非会場へお越し頂きご覧ください。