JOY倶楽部を見学

26日は、福岡市にある社会福祉法人JOY明日への息吹が運営する施設、障害福祉サービス事業所「JOY倶楽部」と、子ども発達支援施設「joyひこばえ」を訪問させて頂きました。

社会福祉法人JOY明日への息吹の理事長は緒方克也氏。

障害者歯科の分野では、おがた小児歯科医院での緒方克也先生は知らない人は居ないと言われるほど、障害者歯科の分野ではご活躍されている方で、以前は日本障害者歯科学会の理事長でもあり、現在は副理事長として障害のある方々への口腔ケアにご尽力されている方です。

昨年8月に緒方先生は、おがた小児歯科医院も後継者に譲り、現在では社会福祉法人JOY明日への息吹の将来像を構築するべく、福祉分野で強い力を発揮してご活躍されております。

緒方先生とは一昨年秋、当団体の代表が、勤めるマイクロブレイン社において「発達障害者の歯科治療の困難を軽減する支援機器、はっするでんたー」の研究開発を行っている関係で緒方先生と知り合い、現在ではその研究開発にもご協力を頂いている仲で、昨年10月のドイツ・ベルリンで開催した、国際障害者歯科学会、11月に仙台で開催した日本障害者歯科学会学術大会にて交流を重ね、今回の施設見学を実現しました。

施設見学には、代表をはじめ、理事2名と監事、広報の5名で訪問させて頂きました。

見学中は施設利用者の方へのウィルス感染を防ぐためにマスクを着用してりおます。

さて、始めの訪問地である、JOY倶楽部は、音楽隊として「ミュージックアンサンブル」と美術をテーマとした「アトリエブラヴォ」から構成された福祉サービスを行っています。

JOY倶楽部ミュージックアンサンブルホームページ
http://www.joy-club.jp/music-ensemble/

メンバー全員が知的・精神・身体的な障害のある成人の方々で構成された音楽隊です。

九州地方をはじめ、日本各地でツアーを行い、他国では韓国でのコンサートも経験しているプロの音楽隊です。

昔懐かしい曲目から最新の楽曲、そしてオリジナルソングまで出しており、CDも発売して活動をしています。

当団体メンバーが訪問した時にも、すぐに歓迎の演奏を一曲披露して頂けました。また練習風景も拝見させて頂きました。

メンバーの構成としては、決して軽度な障害のある方々だけではありません。

言葉によるコミュニケーションが困難な方も居れば、自閉的な傾向や多動の特性のある方、そして知的に重度な障害のある方もたくさん居ます。

その一人一人がもっている力を最大限に発揮して、そして伸び伸びと楽しく、そしてプロとしての自覚を持ち、一生懸命に演奏をされています。

この音楽的な表現を活字で伝える事はなかなか難しいので、JOY倶楽部ミュージックアンサンブルを機会がありましたら是非一度コンサートを観に行ってください。

その人の持っている可能性、そして「障害があるから・・・」ということではなく「障害があっても」その人なりに一生懸命な生き方が伝わってくると思います。

共に見学した当団体のメンバーもみんなその姿勢と完成度に圧倒され、そして感動を頂きました。

そして次の訪問は同じJOY倶楽部として、アトリエブラヴォを見学させて頂きました。

JOY倶楽部アトリエブラヴォホームページ
http://www.joy-club.jp/atelier-bravo/

アトリエブラヴォでは、絵画を中心とした芸術的な創作活動を行っています。

『一人ひとりが日々感性を研きながらアーティストとして自立することをめざし同時にアトリエブラヴォという作家集団としての力も大切にしながら仕事に取り組んでいます。』と、ホームページでも紹介されている通り、自分達の作り出した作品をバッチや絵はがき、そしてTシャツ、キャップなど様々なグッズとして売り出しています。

またプロのアーティストとコラボレーションしてひとつの作品を作り上げたり、その芸術性も高く、海外のアトリエで販売されていたり、県の美術館などにも出展する程の作品を作り上げています。

作品の個性も様々。

パソコンが得意な方も居れば、色鉛筆を使ったイラストを作ったり、または鉛筆一本で繊細に仕上げたり、またはリューターや研磨機を使った創作物を作ったりして、その完成した作品を「陶器や絵画の作品展」など行って広めています。

全国各地で展示会などを開催しておりますので、詳しくはホームページをご確認ください。

JOY倶楽部アトリエブラヴォブログ
http://atelier.joy-club.jp/

JOY倶楽部の見学を後にして、次の見学先「子ども発達支援施設 joyひこばえ」に向かいました。

joyひこばえにつきましては後日改めて報告いたします。