総社市訪問記~障がい者雇用に力を入れる“やさしいまち”へ~

3月3日から、私たちの団体の金子訓隆代表理事は、岡山県総社市を訪れ、総社市長の片岡聡一市長と交流・懇談を行いました。金子代表理事は、総社市が推進している「障がい者千五百人雇用」の委員会にも携わっており、2014年8月から片岡市長との関わりを続け、今回の訪問で33回目となります。

総社市では、平成23年に、市内の障がいのある方1200人のうち働いていなかった1000人に着目し、社会とのつながりを取り戻してもらうために「総社市障がい者千人雇用委員会」を発足しました。そこから約6年の取り組みを経て、見事に就労者1000人を達成。さらに次のステップとして「障がい者千五百人雇用委員会」を立ち上げ、現在は目標の1500人に向け、すでに1410名もの障がいのある方が就労されています。あと100名を切り、達成が目前です。

障がい者千五百人雇用委員会
https://www.city.soja.okayama.jp/fukushi/shogaisha/senninkoyou/shiniinkai_2.html

障がいのある方を社会に呼び戻し、みんなでいきいきと働ける環境を整えることは、総社市がずっと大切にしているテーマです。特に片岡市長は、「障がいのある方にやさしいまちは、誰にとっても住みやすいまちになる」という考え方を実践し、市民全体で協力しながら雇用や福祉を推進しています。

また、総社市では今年4月21日に、新しく建設された市役所庁舎が本格的に稼働を開始します。現在の市役所は解体されて駐車場になる予定で、備中国分寺をイメージした美しい新庁舎に行政機能が集約されます。いくつかに分かれていた庁舎が一つにまとまるので、市民の皆さんも「便利になる」「きれいな建物が楽しみ」と、大きな期待を寄せていました。

そんな総社市は、人口10万人以下のまちとしては中国地方トップクラスの人口増加率を誇り、今も元気に発展を続けています。実際に訪れてみると、市民の方々の温かいお人柄に触れられ、まちなかの雰囲気も明るく、どんどん前向きに進化しているのを感じました。

障がいのある方への取り組みが進む総社市は、経済やまちの活性化にもつながり、暮らしやすさがさらに高まっています。ぜひ一度、そんな“やさしいまち”総社市に足を運んでみてください。きっと、たくさんの素敵な出会いや学びがあるはずです。