赤米フェスタ2024を鑑賞:岡山県総社市
9月15日、岡山県総社市にて開催された赤米フェスタ2024を鑑賞しました。
当団体の金子代表理事は、岡山県総社市の障がい者1500人雇用委員会の委員でもあります。
片岡聡一総社市長から2017年11月に委員を任命され、それから7年間委員を務めております。
そのご縁もあり、今回は赤米フェスタへ参加。
赤米フェスタとは、歌手であり、赤米観光大使を努める相川七瀬さんが毎年総社市にて開催しているフェスティバルです。
日本の3地域にのみ連綿と伝承されている赤米神事で、長崎県対馬市、鹿児島県南種子町、そして岡山県総社市の3市町のみ継承されている赤米文化。
赤米大使としてこの3つの市町を繋いだ相川七瀬さんが、なにか少しでもその伝統文化を伝えていく手助けができたらという想いで、2013年に備中国分寺前で「赤米の田植え」のイベントから始まりました。
応援してくれる参加者が増え、赤米の田んぼの数が増え、沢山のご協力のもとに2016年から「赤米フェスタ」として、コンサートが開催されるようになりました。
赤米フェスタの入場参加料は全額、ヒカリノミ基金として、赤米支援、赤米子供交流に寄付されています。
詳細は赤米フェスタホームページにて
https://akagomefesta.com/
今回の出演者はとても豪華で、天童よしみさん、一青 窈さん、May J.さん、そして相川七瀬さんの4名の歌姫で行われました。
チケットも即完売したとのこと。
9月半ばであっても日中は35度に迫る暑さ。
とても暑かったですが、会場前に備中国分寺の周りを散策しました。
稲刈り前の赤米と、五重塔が重なり合う姿はとても素敵でした。
ライトアップされた綺麗な五重塔の前で4名のアーティストの野外ライブは本当に素敵でした。
赤米について
岡山県総社市に伝わる赤米(あかごめ)は、日本古来の在来種で、神事や祭礼に使用されてきた歴史を持つ伝統的な米です。総社市の赤米は、特に「備中国分寺」の近くで栽培されており、地域の文化や歴史と深く結びついています。
歴史
赤米の歴史は古く、稲作が日本に伝わった弥生時代にさかのぼるとされています。赤米は、古代中国から伝わったと言われており、古代米として知られる一種です。総社市の赤米は、奈良時代に国分寺建立とともに栽培が始まったとされ、神事や収穫祭に使用されるなど、神聖なものとして扱われてきました。
特徴
総社市の赤米は、籾殻が赤色をしているのが特徴で、そのため「赤米」と呼ばれています。普通の白米と比べると、赤米にはポリフェノールの一種である「アントシアニン」が含まれており、栄養価が高いと言われています。また、もち米に分類されるため、炊くともちもちとした食感が楽しめます。
文化的な意義
総社市では、赤米は単なる食材としてだけでなく、文化的なシンボルとしても重要視されています。備中国分寺では、毎年秋に「赤米の収穫祭」が行われ、稲刈りや神事が行われるほか、地域の伝統を次世代に伝えるためのイベントも開催されます。このような活動を通じて、赤米は地域のアイデンティティや歴史を象徴する存在となっています。
現代での活用
現在、総社市では赤米を使ったさまざまな商品が開発されています。赤米を使ったお餅や赤米ご飯、赤米を使用した日本酒など、地域の特産品として観光客にも提供されています。また、栄養価の高さや古代米としての希少性から、健康志向の消費者に注目されています。
このように、総社市に伝わる赤米は、歴史的・文化的に価値のある食材であり、現代においても地域の特産品や健康食品として活用されています。