ニーズ・シーズマッチング交流会2025に出展

18日から20日(土)まで東京都立産業貿易センター 浜松町館 3階にて、公益財団法人テクノエイド協会が主催する「ニーズ・シーズマッチング交流会」が開催されています。


この交流会に10年連続で当団体の金子訓隆代表理事は、株式会社マイクロブレインとして、口腔ケア支援ソフト「はっするでんたー」を展示・出展しています。

はっするでんたーホームページ

ニーズ・シーズマッチング交流会は、障害のある方(ニーズ側)と支援機器を開発する企業(シーズ側)が直接対話し、「本当に役立つ支援機器」を共に創り上げるためのイベントです。

初日は、公明党障がい福祉委員会のメンバーとして、山本博司前参議院議員、宮崎勝事務局長(参議院議員)、庄子賢一衆議院議員、原田大二郎参議院議員の4名が視察にお越しになりました。

またこちらの視察内容については、19日付け公明新聞2面でも紹介されました。

また、むはっするでんたーの取り組みについては、10月20日、内閣府が主催して行った「障害者による情報取得等に資する機器等の開発及び普及の促進並びに質の向上に関する協議の場」で10分に渉って、はっするでんたーの普及活動については発表しました。

[発表概要]障害者による情報取得等に資する機器等の開発及び普及の促進並びに質の向上に関する協議の場:内閣府

先日の活動報告でも公開しましたが、20日午後からは、内閣府が主催する「協議の場」として開発者の金子訓隆(株式会社マイクロブレイン・特定非営利活動法人輝HIKARI代表理…

普及啓発については上記ブログを参考にしてください。

「はっするでんたー For iPad pro 2」は、主に発達障害(自閉症スペクトラムなど)や知的障害を持つ方、および小児の歯科治療・口腔ケアを支援するために開発されたiPad専用ソフトです。

大阪大学歯学部附属病院障害者歯科治療部、岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター、日大松戸歯学部付嘱病院などの専門機関が監修しており、歯科治療に対する「見通しの立たない不安」を視覚的に解消することを目的としています。

  1. 視覚支援:デジタル絵カード機能
    治療の流れや使う器具を、イラストや写真で分かりやすく提示します。

豊富な標準カード:専門家が監修した約500枚(496枚)の絵カードが初期搭載されています。
カスタマイズ性:iPadのカメラでその場の治療器具やスタッフを撮影し、即座にオリジナルカードを作成できます。
手順の構造化:「まずこれをして、次にこれをする」という流れを並べ替えて保存でき、患者一人ひとりに合わせた「スケジュール表」を作成可能です。

  1. 聴覚・時間支援:10カウント&音声機能
    感覚過敏や待ち時間の不安を和らげる工夫が凝らされています。

10カウント機能:「あとどれくらい我慢すればいいか」を視覚と音で伝えます。早さを3パターンから選べるため、患者の忍耐力に合わせられます。
音の予習:治療器具の動作音を録音し、事前に聴かせることで、実際の治療時の音によるパニックを予防します。
キャラクターの応援:キャラクターが音声で褒めてくれたり、やる気を促したりする演出があります。

  1. 操作性と主体性の向上
    Bluetoothフットスイッチ対応:歯科医師が治療中で手が離せなくても、足元でカードをめくる操作が可能です。
    患者による操作:患者自身に「終わったカード」をめくらせることで、治療の進展を実感させ、達成感やモチベーションを高めます。
    電球アイコン:全体の枚数と現在の進捗をアイコンで表示し、「終わり」がいつ来るかを明確にします。
  2. 連携機能(HDびゅあー)
    AirDrop連携:作成したカードセットを、無料のiPhone/iPad用閲覧アプリ「HDびゅあー」に転送できます。
    家庭での予習:歯科医院で作った手順を自宅に持ち帰り、保護者と一緒に繰り返し確認(予習・復習)することで、次回の来院への抵抗感を減らします。

少しでも、視覚的優位な自閉症、発達障害の児童、または先の見通しが困難により不安を拭えない不安障害の方などに活用して頂きたいと思っております。