千葉・柏リハビリテーション学院にて理学療法学科で講義

8日午後は、千葉・柏リハビリテーション学院にて理学療法学科の講義がありました。
こちらの講義には、輝HIKARIみらい施設で理学療法士として児童の療育に携わっている西山千陽(にしやまちはる)が登壇させて頂き約90分の1コマの講義を講師として担当いたしました。

西山は、千葉・柏リハビリテーション学院の理学療法学科を19期に卒業。その後理学療法士の資格を取得し、他の児童発達支援事業所に勤めておりました。
一昨年、当団体に入職して、現在では輝HIKARIみらいに所属して、理学療法士として、児童の生活動作に関する支援など担当して活躍している職員です。

今回は、千葉・柏リハビリテーション学院理学療法学科の1年生と2年生を対象とした約130名の生徒に対して講義いたしました。
西山本人もこのような立場として母校の後輩に講義することはとても緊張していたと思います。

今回、理学療法学科の教員の方より「理学療法士として、従事できる職場としては医療分野が殆どで、生徒達は障害児・者の施設でもPTが活躍できる場があるということはあまり知っていない。そこで障害児通所施設に働き実践を行っている西山さんに現場の声を通して伝えて頂きたい」とご依頼がありました。

千葉・柏リハビリテーション学院講義の理学療法学特論Ⅰ・Ⅱにて「放課後等デイサービスで働く理学療法士について」と題して講義しました。

事前アンケートの中で生徒達は、放課後等デイサービスについてのイメージは
1.【学童に近いイメージ】
 宿題をしたり、みんなと放課後に集まって遊ぶ場所
 学校帰りに家に親がいない子のための場所、一時預かりの場所 等
2.【病院などのリハビリ施設に近いイメージ】
 共働きの親の代わりに子どもを介護している
 グループホームや訪問リハのような役割をしている 等
3.【本人や家族に対して支援を行っているイメージ】
 発達がゆっくりな子どもの支援と家族支援を行う
 個々の成長に合わせたサポートで発達を促す場所 等

という印象を持っていたようです。

そこで児童発達支援事業所とは?放課後等デイサービスとは?
そして障害特性として、発達障害(自閉スペクトラム症・注意欠如多動症・学習障害)や、ダウン症児特有の症状等について簡単に説明。
またその中で、家庭と学校と連携していく第三の居場所としての放課後等デイサービスとしての役割や、児童の生活動作の中で、理学療法士として関われる療育などについて実践経験から生徒に伝えておりました。

講義を担当した西山にとってもとても貴重な経験だったと思います。
このご縁によって、千葉・柏リハビリテーション学院の生徒だけでなく、理学療法士を目指す学生達に、障害児・者への支援の場でも活躍できることが広まることを期待しています。

*西山のニシはUnicode 8980の「覀」となります。