大宮日進七夕まつりにてボランティア活動:さいたま市

前日の深夜、日付が変わった頃に愛媛の松山から戻り、そのまま8月6日・7日は、大宮日進七夕まつりにて金子訓隆代表理事がボランティアとして参加しました。

毎年、このお祭りには、社会福祉法人埼玉福祉事業協会がブースを出店しております。

会場は、ステージイベントが設置してある、日進小学校の校庭です。

ステージでは、地元の学校の吹奏楽部による演奏、和太鼓のパフォーマンス、ダンス、音楽ライブなどが披露され、観客を楽しませます。

この校庭のほぼ全てのブースを埼玉福祉事業協会が運営し、お祭りイベントの中でも一番大変なイベントです。

普通の障害福祉事業所の一社では考えられないようなブースの数。これを職員・学生ボランティア・利用者・その家族でもりあげます。

販売品は、ドリンク、パンやかき氷、焼きそば、フランクフルト、アメリカンドック、大判焼き、ベゴーカステラ、ウィンナー、焼き餃子から寒天、くじ引き、ゲームコーナー、その他もろもろで、何でも販売しています。

昨年はあいにく豪雨に見舞われ、途中で中止となりましたが、今年は36度の猛暑。天気も時折雨が降りましたが、お祭りは大盛況です。

金子訓隆代表理事は、一番売れるかき氷を担当。

多分・・・ですが、2日で2000杯は売れたと思います。

また埼玉福祉事業協会の利用者の保護者たちが運営する「はたらきサポート家族会」のメンバーたちもくじ引きなどのブースを担当。

社会福祉法人埼玉福祉事業協会とは、10年以上の交流があり、その事業所規模はとても大きいことは分かっていますが、ここまで地と行きに対しての影響力と社会貢献がされていると、改めてブースをお手伝いしてその規模を実感しました。

最後は家族会会長と、金子訓隆代表理事とその息子で写真撮影。充実した2日間でした。


日進七夕まつりとは?
さいたま市北区の夏の夜空を彩る「大宮日進七夕まつり」。毎年多くの人々で賑わうこの祭りは、単なる季節のイベントではなく、地域の歴史と人々の想いが深く刻まれた重要な文化遺産です。

大宮日進七夕まつりとは? 🎋

正式には「大宮夏まつり」の一環として開催される「大宮日進七夕まつり」は、毎年8月6日と7日にJR日進駅南口周辺の商店街(日進七夕通り)を主会場に行われる盛大なお祭りです。地域の商店や住民、学校、団体が一体となって作り上げる手作りの温かさが魅力で、さいたま市を代表する夏の風物詩として親しまれています。


祭りの歴史と変遷

この祭りの起源は、1972年(昭和47年)に遡ります。当時、地域の商業の中心であった日進の商店街が、街の活性化と賑わい創出を目指して始めたのがきっかけでした。和紙の産地として名高い小川町の協力を得て、手作りの美しい七夕飾りが通りを飾ったのが始まりです。

一時は社会情勢の変化などにより中断された時期もありましたが、**「地域の灯を消してはならない」**という地元住民や商店主の強い熱意により復活。その後、実行委員会が組織され、現在のような地域ぐるみの大きな祭りへと発展しました。この復活の歴史こそが、この祭りが地域にいかに深く根ざしているかを物語っています。


祭りを彩る主な内容

日進七夕まつりの魅力は、その多彩な催しにあります。

豪華絢爛な七夕飾り

祭りの最大の見どころは、何と言っても通りを埋め尽くす色とりどりの七夕飾りです。商店街の店主たちが腕を振るった伝統的な飾りから、地元の小中学校や保育園の子どもたちが作った可愛らしい飾りまで、様々な願いや夢が込められた飾りが夏の風に揺れます。これらの飾り付けを競うコンクールも開催され、祭りの大きな目玉となっています。

活気あふれるイベント

期間中は、様々なイベントが目白押しです。

  • パレード: 子ども神輿や山車、威勢のいいお囃子、華やかなよさこいソーラン、民謡流しなどが通りを練り歩き、祭りを盛り上げます。
  • ステージイベント: 主会場の一つである日進小学校の校庭に設けられたステージでは、地元の学校の吹奏楽部による演奏、和太鼓のパフォーマンス、ダンス、音楽ライブなどが披露され、観客を楽しませます。
  • 参加型企画: 誰でも願い事を書ける短冊コーナーや、プロスポーツチーム「大宮アルディージャ」によるキックターゲットなど、訪れた人が参加して楽しめる企画も充実しています。

賑わう露店

日進駅から日進小学校までの約700メートルにわたって、数多くの露店が立ち並びます。定番の食べ物からユニークな屋台までが軒を連ね、お祭り気分を一層盛り上げます。


地域における意義と役割 ✨

日進七夕まつりは、単なるお祭り以上の重要な意義と役割を地域社会で果たしています。

1. 地域経済の活性化

祭りの開催は、地元商店街にとって最大の書き入れ時です。多くの来場者が訪れることで、商店の売上向上に直結するだけでなく、露天商の出店なども含め、地域に大きな経済効果をもたらします。

2. コミュニティの結束と醸成

祭りの準備から運営まで、多くの地域住民がボランティアとして関わります。七夕飾りの制作やイベントの企画・運営を通して、世代を超えた交流が生まれ、地域の連帯感を強める貴重な機会となっています。また、子どもたちが神輿を担いだり、地元の学校が演奏を披露したりすることは、郷土への愛着を育む大切な役割を担っています。

3. 伝統文化の継承

七夕という日本の伝統的な行事を、地域ぐるみで盛大に祝うことで、その文化や風習を次世代に伝える重要な役割を果たしています。子どもたちが短冊に願い事を書く姿は、まさに文化継承の象徴的な光景と言えるでしょう。

4. 地域の魅力発信

さいたま市を代表する夏祭りとして、市の内外から多くの人々を惹きつけます。この祭りは、日進地区の活気と魅力を広く発信する「顔」であり、地域への誇りを醸成する源泉ともなっています。

このように、大宮日進七夕まつりは、夏のひとときを楽しむイベントであると同時に、地域の経済を潤し、人々の絆を深め、文化を未来へ繋ぐ、地域にとってかけがえのない存在なのです。