小さな一歩。新しい一歩。
本日(10月23日)から、当団体の定期的な企画として「発達障害児を抱える父親のミニ懇談会」がスタートしました。
いまこの活動報告は、その第一回目のミニ懇談会がスタートする前に、自分への意識付けとして書いております。
当初この懇談会を企画した理由として、私が考える「何処まで行っても最後は膝詰めの対話に尽きる」という意思のもとこの懇談会を企画しました。
父親はどうしても普段は仕事で忙しく、平日の日中に開催する、親の懇談会などは参加できません。
また休日に開催するイベントは大きなイベントが多く、参加をしたとしても人の話を聞くイベントが中心となります。
また障害児の親支援は母親が中心(母親の参加が多く)であり、父親目線として、父親同士での悩みや意見交換というものがなかなかする機会が少ないというのが現状です。
またオヤジの会などは地元開催も多く、地域のイベントでの力作業が中心で、終わった後は飲み会というパターンが多くなります。
実際にはお酒の席で語り合うのも良いかもしれませんが、そこで私はあえて酒を抜きにして、極力少人数で、相手の家族構成やお子さんの障害特性を確認しつつ、住んでいる地域などの支援体制も考え、その人(家族)にあった支援を一緒に考えられるような懇談会をしたいと常々考えていました。
また「例えその場に参加者が居ても居なくても、定期的にその時間にそこに行けば、同じ父親という立場での話し相手が居る」という場所作りをしたかったということもあります。
この懇談会は悩みを解決するとか、お子様の直接の支援をするとか、または診断をするという医療行為をする場ではありません。
しかし、私が他の地域の支援を聞いたり、そして参加者の悩みを聞いたり、また私が悩みを打ち明けたり、そんな思考の共有ができるだけでも、お父さんがお子さんに対する接し方も変わってきたりする期待もあります。
この発達障害という障害は本当に深い障害特性で、様々な行動やその人独自のクセや意識というものがあります。
また住む地域によっても全く支援体制が異なります。
その情報をみんなで共有し、そしていつかその一つ一つの悩みや体験が次の経験となって、いずれ多くの方々の悩みや問題についてアドバイスが出来るようになれればこの、小さな小さな懇談会も意味を成してくるのかな?と感じています。
本日は第一回目でもありましたが、参加者の方もいらっしゃいました。
この1つ1つの行動がいずれ実り、開花していくように活動をしていきたいと思います。