就労支援フォーラムNIPPON2025に参加(2日間):皆様と交流

就労支援フォーラムNIPPON2025に参加(2日間):皆様と交流

〜障害者就労の最前線から学ぶ、共生社会の未来〜
2025年12月20日・21日の2日間にわたり、東京ビッグサイトにて開催された日本財団主催「就労支援フォーラムNIPPON2025」。当法人(輝HIKARI)の金子訓隆代表理事が、日本財団からの招待を受け、山本博司前参議院議員に同行して参加いたしました。
全国から1,200名が集結し、キャンセル待ちが300名を超えるという熱気の中、2日目も「障害者総合支援法20年」を振り返りつつ、次世代の就労支援の在り方について深い議論が交わされました。

  1. 分科会3:就労継続支援B型の可能性「B型もここまでできる」

「B型事業所は工賃が低い」という既成概念を覆す、先進的な事例が紹介されました。

高賃金への挑戦:大分県「博愛会」の3万円、埼玉県「埼玉福祉事業協会」の7万円(重度障害者が4割を占める中での達成)など、民間企業と肩を並べる経営努力が報告されました。
多角的な事業展開:植物工場(農福連携)、地域事業の承継(クリーニング・製麺等)、外食産業への参入など、障害者の特性を活かした多様な「職」の創出が鍵となっています。
交流:終了後、日頃より視察や行事等で交流のある、埼玉福祉事業協会の高橋清子理事長と記念撮影を行い、改めて地域連携の重要性を確認しました。

  1. 分科会1:就労移行支援「移行できないのは当事者のせいではない」

「就職できない理由」を個人の能力に求めるのではなく、支援体制や社会の側に目を向けるべきという、本質的な議論が行われました。

当法人が視察・交流を重ねてきた「クロスジョブ」「大阪精神障害者就労支援ネットワーク」「ダンウェイ(株)」の皆様がパネリストとして登壇。
利用者の「働きたい」という意欲を阻害している構造的な課題について、現場視点での鋭い指摘がありました。

  1. 分科会8:企業就労「雇用率のため」からの脱却

障害者雇用を単なる「義務(法定雇用率)」として捉えるのではなく、企業の戦力としてどう活かすかという「質の転換」がテーマとなりました。

ニューロダイバーシティの推進:オムロン(株)による発達障害者のIT分野での採用事例や、科学的根拠に基づいた支援を行う(株)スタートラインの取り組みが紹介されました。
新しい雇用モデル:三菱地所と協働するVALT JAPAN(株)の仕組みなど、一社完結ではない地域・企業連携型の雇用モデルの必要性が強調されました。

  1. WORK! DIVERSITY(ワーク・ダイバーシティ)が拓く日本の未来

最後に、人口減少社会における「包摂的就労(ワーク・ダイバーシティ)」の法整備に向けたパネルディスカッションが行われました。

超党派での動き:11月に設立された「超党派 包摂的就労促進議員連盟」の野田聖子会長、宮路拓馬事務局長らが登壇。
法整備への決意:障害の有無に関わらず、誰もが自分らしく働ける社会の実現に向けた力強い決意が語られました。

今回のフォーラムを通じて、就労支援の現場は「福祉」の枠を超え、社会に不可欠な「産業」や「インフラ」へと進化していることを強く実感いたしました。

特に埼玉県内での先進的な取り組みや、国政での法整備の動きを直接伺えたことは、輝HIKARIが今後、利用者様の「働く」を支えていく上での大きな糧となりました。今回得た知見とネットワークを活かし、地域における就労支援の質の向上に寄与してまいります。

同行させていただいた山本博司前参議院議員、ならびに登壇者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。