攻めのリハビリ医 酒向正春先生との懇談会に参加:都内
9月25日の夜、「筋肉革命95」の著者であり、愛媛大学医学部ご出身の「ねりま健育会病院」院長、酒向正春先生との懇談会に参加させていただきました。
この懇談は、私(BLUESKY事務局担当)にとって、非常に貴重な機会となりました。
この懇談会は、山本博司氏(前参議院議員)が、以前から深い交流のある、酒向正春先生と同じ大学の後輩である原田大二郎参議院議員をご紹介するかたちで設けられました。
酒向先生の深い知見と情熱に触れ、参加者全員が大きな刺激を受けた2時間30分でした。

「筋肉革命95」は、NHK視点論点や「羽鳥慎一モーニングショー」をはじめ、新聞、雑誌、テレビなどで広く取り上げられ、9月9日付の公明新聞にも掲載された話題の著書です。山本博司氏が主催し、私が事務局を務めるBLUESKY勉強会では、11月6日に酒向先生にご講演いただく予定です。この懇談会はその前段として、原田議員を中心にじっくりと意見交換を行うために企画されました。
酒向先生とは、愛媛県宇和島市のご出身で、2014年3月に世田谷記念病院の回復期リハビリテーションセンター長だった頃から交流が始まりました。その後、2014年5月には公明党の地域包括ケア推進本部で「攻めのリハビリ・健康医療福祉都市構想について」ご講演いただき、同年10月の「BLUESKY第17回勉強会」でもご講演いただきました。
長年にわたり深いご縁をいただいています。
今回の懇談では、先生の志と行動力に改めて感銘を受けました。医学とリハビリテーションの分野で革新的な取り組みを続け、常に患者や社会の未来を見据えた情熱的な姿勢に心を動かされました。特に、先生の人生哲学や今後のビジョンについての示唆は、今後のNPO活動やBLUESKY勉強会の企画に大きなヒントを与えてくれました。
2時間30分という時間は、先生の深い志と情熱、そして行動力を体感する素晴らしいひとときでした。元気と勇気をいただき、心から感謝申し上げます。今後もこのご縁を大切にし、11月の勉強会に向けて準備を進めてまいります。

【筋肉革命95 何歳からでも実現できる95歳で当たり前に歩いて楽しむ人生を】
「攻めのリハビリ」を提唱する酒向先生が、そもそもリハビリをする必要のない身体を作り維持することが、人生100年時代を幸福で充実したものにするという信念で開発した「SAKOHMETHODS」を初公開。筋肉トレーニングで骨や関節はもちろん脳や内臓にも効果大。スタートは50代が望ましいが、何歳から始めても確実に効果がでる実践法として老化とリハビリの実例や、老化のメカニズムや対処法、老後の楽しみ方などもわかりやすく解説、すべてのシニアに役立つ「SAKOH METHODS」を写真入りで紹介されています。
【目次】
■序章 人生100年時代を幸せに生きるのに必要なこと
■第1章 現在の高齢者における健康の自然経過:
なぜ95歳で非介護を保てないのか?
■第2章 筋肉、骨、脳の加齢性変化の機序:
どのように衰えるのか?
■第3章 薬を使わないアンチエイジングとは:
どうすれば、80代でも60代、90代で70代の体を維持できるのか?
■第4章 SAKOH METHODS(酒向メソッド)とは、どんなプログラムなのか。
■第5章 SAKOH METHODSの実践:
素敵な身体づくりのプログラムとは?
■終章 快適な後期高齢者生活を送るために
*書籍紹介 https://x.gd/ROTth

◆酒向正春氏プロフィール
酒向正春(さこう・まさはる)氏は、1961年愛媛県宇和島市生まれの医学博士。
1987年に愛媛大学医学部を卒業後、同大学脳神経外科に入局し、脳卒中治療の第一線で活躍。
1993~97年は十全総合病院脳神経外科部長、1997~2000年はデンマーク国立オーフス大学脳神経病態生理学研究所助教授として脳科学とリハビリの連携を学び、2003年まで愛媛大学講師を務めた。
2004年、43歳で脳リハビリテーション医に転身。
初台リハビリテーション病院脳卒中診療科科長(2004~11年)、世田谷記念病院副院長・回復期リハビリテーションセンター長(2012~15年)を経て、2017年4月より医療法人社団健育会ねりま健育会病院院長に就任。
同時に大泉学園複合施設施設長、介護老人保健施設ライフサポートねりま管理者を兼務。2019年より東京大学医学部附属病院リハビリテーション科臨床指導医、デンマーク・オーフス大学客員教授を併任。
専門は脳卒中リハビリ。「攻めのリハビリ」を提唱し、脳画像診断の知見を活かし、患者の残存能力を最大限引き出すアプローチで在宅復帰率を向上させた。
2004年、長嶋茂雄氏が脳梗塞で倒れた際、酒向氏は脳神経外科医からリハビリテーション医へ転身した直後で、初台リハビリテーション病院の脳卒中診療科科長として、回復期リハビリの中心人物でした。酒向氏の「攻めのリハビリ」アプローチ(脳画像診断を基に患者の残存能力を最大限引き出す方法)が、長嶋氏の社会復帰を支え、歩行やバットを振る動作の回復に大きく貢献しました。
2013年NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」出演で注目を集めた。、2025年刊行の著書『筋肉革命95』がベストセラーに。日本脳卒中学会・リハビリテーション医学会・脳神経外科学会・認知症学会の専門医・指導医。
