放課後等デイサービス『輝-HIKARI-』スタッフ合同研修会を開催[さいたま市]
10月17日は、第二回 放課後等デイサービス『輝-HIKARI-』スタッフ合同研修会を開催しました。
この研修会には、当団体が運営する、放課後等デイサービス『輝-HIKARI-志木』『輝-HIKARI-さいたま』『輝-HIKARI-上宗岡』のスタッフ計16名が参加。
また一般参加者として、さいたま市議会議員、歯科医師、作業療法士、言語聴覚士、特別支援教育関連、障害のある子どもを抱える保護者など、計60名の方にもご参加頂きました。
今回の研修会の特別講師は、米国コミュニケーションセラピストのカニングハム久子先生。
カニングハム久子先生には『発達障害による二次障害を最小限に食い止めよう』という内容で、約80分間に渉り講演をして頂きました。
講演内容は、症例として3症例を紹介。
また発達障害児の思春期に見られる二次障害について、家庭で出来るやるべき二次障害予防策、そして二次障害が出たら、などの内容についてお伝え頂きました。
また、若者、特に思春期にみられるネットゲーム依存症について。その弊害などについてもお話し頂きました。
それ以外にも栄養学や環境汚染等による発達への影響、現代の生活レベルでの影響や、米国での研究内容についても発表されていました。
カニングハム先生は御年で81歳。
48年前にアメリカへ渡米して以来、今でもアメリカニューヨークに在住しています。
なので、私たち子育て世代の親にはあまり馴染みの無い方かもしれません。
ただ全盛期は、全米精神延滞協会から最優秀臨床教育賞を受賞されたり、外務大臣賞を受賞されたり、その功績は数知れず。
そのカニングハム先生が、生い立ちから青春時代、そして渡米してからの生活や障害者への臨床、研究などのご経験について自叙伝としてこの一冊になり、10月10日に発売されました。
講演後は質問会を20分程度行いました。
内容はIT端末などの年齢制限や、使用制限についての確認。
または外遊びなどの重要性について、脳科学的見地から答えられていました。
その後は参加者の方々と交流を30分以上行いました。
日本へ来られてからまだ3日目。
14時間のフライトと、13時間の時差のなか、またはこの日の日中は別の講演もされているお疲れのところでしたが、参加者の方々と最後まで笑顔で接しておりました。
とても貴重な研修会となりました。