EXPO 2025 大阪・関西万博 障害者の文化芸術国際フェスティバル 内覧会参加:大阪市
2025年10月8日から11日まで大阪市で開催された『ここに私が、(そして)あなたは… 障害者の文化芸術国際フェスティバル』の内覧会に輝HIKARIの金子訓隆代表理事が参加いたしました。
本フェスティバルは、大阪・関西万博の会場を舞台に、障害のある人々の多彩な文化芸術表現を世界に発信する国際的な取り組みであり、一般社団法人全国手をつなぐ育成会連合会が主催しました。
本フェスティバルは、「文化芸術ユニバーサル・ツーリズムプロジェクト」の一環として実施され、障害のある人々が自由に芸術を表現し、誰もが文化にアクセスできる社会を目指すものです。このプロジェクトは、衛藤晟一前衆議院議員や山本博司前参議院議員らによる超党派議連の尽力により2018年に法制化され、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを経て、今回のEXPO 2025での開催に至りました。特に、障害のある人々が安全かつ楽しく会場を訪れ、文化を堪能できるよう、バリアフリー環境の整備にも力が入れられています。
兼ね代表理事は、10月8日の初日に開催された内覧会「アヴァンギャルドですが、なにか」に、来賓として山本博司前参議院議員、衛藤晟一前衆議院議員、平井伸治鳥取県知事、株式会社ヘラルボニー代表取締役副社長松田文登氏、黒澤浩美氏、ジェネシスオブエンターティメント坪田代表らと共に参加しました。
この初日は内覧会「アヴァンギャルドですが、なにか」が開催されました。

内覧会の式次第
開会あいさつ全国手をつなぐ育成会連合会 佐々木桃子会長による開会の挨拶が行われ、フェスティバルの意義と目的が共有されました。
来賓挨拶衛藤晟一前衆議院議員、山本博司前参議院議員、平井伸治鳥取県知事による挨拶があり、障害者の文化芸術活動への支援と本プロジェクトの重要性が強調されました。
出展作家のご紹介出展作家が紹介され、彼らの創造性と表現力の高さが会場に集まった参加者に印象づけられました。
キッチンカーの紹介が紹介され、会場での利便性向上への取り組みが示されました。
キュレーターによる内覧会に関する説明株式会社ヘラルボニーCAOの黒澤浩美氏による説明が行われ、展示のコンセプトと作品の背景が詳しく紹介されました。
内覧会「アヴァンギャルドですが、なにか」の概要
本展のタイトル「アヴァンギャルド」は、元来「先駆者」を意味する軍事用語であり、サン=シモンらによって芸術的革新を担う者として再定義された言葉です。本展では、障害のあるアーティストたちが日常や個人的な経験を基に、既成概念に挑戦する斬新で力強い作品が展示されました。これらの作品は、独自の視点と表現力で、訪れる人々に深い感動を与えるものでした。
輝HIKARIは、障害のある人々の社会参加と自己表現の機会を支援することを使命としており、本フェスティバルの理念に強く共感しています。今回の内覧会に参加し、障害のあるアーティストたちの魂のこもった作品に直接触れることで、彼らの創造力と可能性を改めて実感しました。また、「文化芸術ユニバーサル・ツーリズムプロジェクト」が目指す「誰もが・いつでも・どこへでも」文化にアクセスできる社会の実現は、私たちの活動とも密接にリンクするものです。
本フェスティバルは、障害を理由に芸術や旅行を諦める人々がいる現実を打破し、万博を通じて日本の障害者の文化芸術を世界に発信するだけでなく、海外からの来場者を日本の地域に誘致し、地域の魅力を体感する機会を創出する意義深い取り組みです。輝HIKARIとしても、今後このようなプロジェクトと連携し、障害のある人々の表現活動をさらに支援していきたいと思っています。
今回の内覧会への参加は、障害者の文化芸術の可能性を広く発信する場に立ち会えた貴重な機会でした。山本博司前参議院議員をはじめとする関係者の皆様、そして素晴らしい作品を生み出したアーティストたちに心からの敬意を表します。輝HIKARIは、引き続き障害者の自己表現と社会参加を支える活動を推進し、すべての人々が文化芸術を享受できる社会の実現に向けて尽力してまいります。