「ゆりかごから墓場まで」そんな繋がる支援を考えていきたい
昨日は第二回目のミニ懇談会を開催しました。
ミニ懇談会についてはこちらのページで紹介しています。
前回、第一回目のミニ懇談会の開催前にこちらの活動報告でも書きました。
小さな一歩。新しい一歩。 2012,10,23
http://www.oyajilink.net/report/index.php?e=17
ここでも書いているように
当初この懇談会を企画した理由として、私が考える「何処まで行っても最後は膝詰めの対話に尽きる」という意思のもとこの懇談会を企画しました。
また「例えその場に参加者が居ても居なくても、定期的にその時間にそこに行けば、同じ父親という立場での話し相手が居る」という場所作りをしたかったということもあります。
と書いているとおり、当初は参加者は殆ど居ないと予想をして企画しましたが、この予想を覆して、第二回目にして6名の父親が参加しました。
平日の夜、皆さん仕事が終わってそのまま懇談会へ参加してきます。
夕食も摂らずにそのまま会場へ来られている方が殆どでしょう。
少しばかりのお持てなししかできませんが、僅かの軽食を差し出してみんなそれを少しずつ食べながら、将来の我が子らの自立について真剣に考えてる姿をみた時「この企画をして本当に良かった」と心から感じる事が出来ました。
さいたま市での開催ですが、川崎から来られている方も居ました。そして都内に住んでいる方も来ました。
職場から自宅の帰り道に立ち寄って参加の方も居ました。そして夜勤明けで仮眠を取ってから参加の方も居ます。
各々立場と住む場所違えど「障害児を子どもに抱える父親」ということでは共通しています。
私はこの懇談会に参加して、皆さんの意見や体験談を聞くと本当に勉強になります。
「発達障害」という障害は大きなカテゴリでは同じですが、住む場所、年齢、障害特性から考えるとその悩みは本当に様々です。
ただ共通している事が1つだけあります。
それは「我が子が大人になった時の自立」という課題です。
今の支援はとても大切です。
しかし残念なことに今の支援の積み重ねが、そのまま将来への自立と我が子らの生活する場所の確保へ繋がっているか?と考えると、必ずしも真っ直ぐに直線で繋がっているとは思えません。
よくキャッチフレーズなどで使われる言葉に「ゆりかごから墓場まで」という言葉があります。
障害者の支援もまさに、その直線上に繋がることが親の安心、そして生活の安定、そして父親たちの仕事にも関係してくると思います。
様々な父親たちの意見をたくさん聞いて少しでもそれを「変える」取り組みをしていきたいと思います。