アスペルガー就労支援(梅永雄二博士)

こんにちは広報の島です。
昨日は「高齢・障害者ワークフェア2019」を見学しに、さいたま市浦和コミュニティセンターに行ってまいりました。

「高齢者・障害者雇用について理解を深めていただくイベント」なので、なるほど雇用!と思いました。
というのも、先日から、障害者雇用関連の企業さんを視察・見学してきました。

高齢・障害者ワークフェア2019

・さいたま市北区にあるMCSハートフル株式会社さん。
・川崎市中原区にあるダンウェイさん。

どちらも障害者の雇用の課題に取り組んでいる企業です。
なので今回のワークフェアもピンときました。

内容ですが、
催物としてパン、お菓子の販売やカフェ、マッサージ等。

また、障害者雇用サポートセミナーがありました。
早稲田大学 梅永雄二先生という方「発達障害について」のセミナーがありました。
梅永雄二先生は、教育・総合科学学術教授 教育学博士という肩書の方です。

「博士というと現場とは乖離した理屈を並べるような感じかもしれない!」
勝手な偏見をいだきつつ、お話を拝聴しましたが…まったく間違ってました!

私も初心者ゆえ、梅永博士の話のすべてを理解できるまでには至りませんでしたがまったく学術的なワードを用いず、むしろ分かりやすい言葉で伝えていただきました。

しかも現場のデータをしっかりと用い、現場で使うための情報でした。
具体的なタイトルは「アスペルガー症候群の就労支援」です。

知的障害を伴わない自閉スペクトラム症をアスペルガー症候群といい、
アメリカでは就職率が18%だそうです。

また就職率もそうですが、就職後に継続的に働けるのか、の離職率の問題もあります。確かにいくら就職率が良くても、その後に離職してしまっては就職率の数字の意味もなくなってしまいますね。

梅永先生のセミナー内容をすべて書くわけにはいきませんが
知識が浅い私でも理解できたことが何点かありました。

「ソフトスキル」…職場で良い従業員になること、同僚とうまくやっていけるということ。

アスペルガー症候群の方々はこのソフトスキルの習得に課題があり
この課題を解決するには多大な時間を要するにもかかわらず
従来の高校・大学では伝統的な教科学科が中心であり…ということ。

これ、アスペルガー症候群じゃなくても
いわゆる職場でうまくやっていくための人間関係とか
礼儀とか、課題ですし、なかなかメインとしては学びません。

「お前はそんなことも言われないとわからないのか、非常識だ」
「社会人としての自覚がない、いつまで学生気分だ」

なんて、よく言われてきたワードですが
それを言ってもいたずらに傷つけても仕方ないのかな…と。
職場で良い従業員になること、同僚とうまくやっていけるということ。
このためのスキル…ソフトスキルを指導する時間が必要というお話。

私自身も新入社員のとき、職場で良い従業員になろう、とか
同僚とうまくやっていこうなんて考えませんでしたし、教育もされませんでした。

また対義語じゃないですがハードスキル…教えられる能力、たやすく量産化出来る能力のことで、本で勉強でき、学校で学べ、職場で作業を学習できるスキルのことです。

ソフトスキルは別名、ピープルスキル。人との関わりスキル。
遅刻をせずに職場に行く、身だしなみを整える、職場のルールやマナーを守れる、適切に昼休みの余暇を過ごせる、金銭管理ができる、適切な対人間関係ができる等…

職業生活遂行能力と言われてました。

私自身、出来ているといえるか不安になりました。

梅永先生のお話はもっと深いところまで行き、ライフスキルという話になります。

このライフスキルというのがいわゆる自立して生活するためのスキルで
それこそ朝決まった時間に自分で起きることができる、や
爪を切ることができる、ゴミを捨てることがきる、掃除ができる…など
まさに生活のスキルです。

結論として、ライフスキルとは地域で自立して生活できる力、とのことでした。

ぐっと、来ました。なにかと仕事などで
こういったことに焦点をあてておりませんでしたし、
お恥ずかしい限りです。

そしてアスペルガー症候群の方にはこういった訓練が必要なんだと思いました。いや、私にもこの訓練が必要だなーと真剣に思いました。

まさに議論の机にすら上がらなかった視点、切り口
ソフトスキル、ライフスキル…

とても大切だなと痛感しました。

(広告宣伝部:島良一)