とても美味しい焼き立てクリームパン
【クリームパンのクリームで口の中をヤケドしたことありますか?】
「今、焼き上がりました!」というあっつあつのクリームパンを食べました。
あつい、甘い、そしてクリームパンの写真を見ればわかりますが、黒い点々が見えます。焦げではなく、ヴァニラビーンズです。
ただ今回は日本で一番うまいパン屋さんのお話ではありません。
こんにちは、広告宣伝部の島です。
昨日(2019年9月25日)お伺いさせた頂いた社会福祉法人埼玉福祉事業協会さんの事業のひとつ「多機能型事業所あかしあの森」で作られたパンです。
埼玉福祉事業協会…というと、公的なところ?と思いますが、調べますと、「社会福祉事業を行うことを目的として、この法律の定めるところにより設立された法人」と厚労省のHPに書いてありましたので、法人であり、公的というわけではありませんでした。
この埼玉福祉事業協会で運営している「あかしあの森」という多機能型事業所。
多機能型事業所、あかしあの森では、以下の4つの事業がありました。いただいたパンフレットを簡略してまとめました。
①就労移行支援事業…一般に就労を希望する障害者に、一定の期間で就労に必要な訓練の支援をする。
②就労継続支援事業…一般の事業所への雇用が困難な障害者に、就労の機会や生産活動等を提供し、知識や能力向上に必要な訓練や支援を行う。あかしあの森さんでは、就労支援プログラムとして
・パン、焼き菓子の製造
・花木栽培
・レンタルおしぼりの制作
③生活介護事業
主に昼間、常時介護を必要とする人に入浴、排泄、食事の介護、創作活動、生産活動の機会を提供。
④短期入所事業
居宅において障害者(児)のご家族等が介護困難となった場合に短期入所し、入浴、排泄、食事等援助を行います。
今までのイメージは、障害者の方がパンをつくるのをお手伝いしている…なんて安易に思っていましたが、ただパンづくりしているではなく、障害者のみなさんが就労移行支援や就労継続支援の目的があったのです。
それにしても、パンが美味しすぎるのはなぜ…。日本一レベルで美味しいです。
これは「プレイングコーチ」という制度を導入されているからです。
つまり、福祉事業の人が素人なりにパン作り教えているのではなく、
パンのプロ職人(だけど福祉は素人)な方が、障害を理解して技術等を伝授する高い志をもった方、これがプレイングコーチなのです。
だから美味しいんだそうです。
人に技術を教えるということは障害のあるなしに関わらず、どこの世界でも大変なことです。
それを志をもったプレイングコーチが地道に繰り返し教えていくのは素晴らしい制度であり取り組みと思いました。
また、今回見学させていただいたのは、この美味しいパンを作ってくださったあかしあの森さんではなく、「障害者支援施設 ゆずり葉」さんのパン工場です(両方とも埼玉福祉事業協会さんの施設)。
ゆずり葉さんの中の就労継続支援A型、B型のパン工場を見学しました。写真を見ていただけばわかりますが、本当に工場でした。
ここでつくられたパンはそのままファミレス「ステーキのどん」の食べ放題のパン等を作っています。白いパンですね。
ところが、このパンの基準は相当厳しいらしく、焼き加減(焦げ目があったらアウト)やサイズに大きい小さいがある等、基準が通らない場合も多いとか。見学いたしましたが、皆さん一生懸命仕事されていました。
パン工場を見るだけでも、ものすごい設備投資だなと震えました。
今回はパンとパン工場のお話でした。続きはまたお話します。
※写真掲載に関しては、社会福祉法人埼玉福祉事業協会様に許可を得て、撮影、掲載させていただいております。
※障害者支援施設ゆずり葉 〒331-0066 埼玉県さいたま市西区塚本191−9
(広告宣伝部:島 良一)