基礎から学ぶ問題行動に対する理解と対応:研修会[さいたま市]

20日の夜は、さいたま市内にある、浦和コミュニティーセンターにて、当団体が運営する、放課後等デイサービス『輝HIKARI』スタッフ合同研修会が行われました。

研修内容は「基礎から学ぶ問題行動に対する理解と対応」

飛び出しやかんしゃく、他害行為や自傷行為などの問題行動について根拠に基づく機能分析の基本的な考え方と、家庭や現場での対応や応用ついて実践的に学ぶというものでした。

この研修会の特別講師には、鳥取大学 大学院医学系研究科 臨床心理学講座の井上雅彦教授をお招きして講演頂きました。

「輝HIKARI」の4施設スタッフ、一般の参加者を含めて約45名が参加。

その行動は何故おこるか?という起源から、行動前後の環境変化、機能の分析、記録方法や、対応後の行動の変化など、応用行動分析の基礎を分かりやすく解説して頂きました。

約1時間30分の講演では、井上先生が受け持つ事例などもお聞きすることもでき参加した自閉症の子どもを持つ親や、スタッフの人たちには具体的な事例が聞けたことはとても有効的だったと思います。

講演後は参加者からの質疑応答。集団生活の中で、起きるある行動について質問がされました。

今回はその実際に出た質問から、参加者がグループごとに分かれてディスカッションを行い、ストラテジーシートを使いながら、その行動を中心にして、事前の行動と事後の行動を出して、グループごとに手立てを検討。

グループの中で、選定された方が、まとめられた意見を解決方法として発表しました。

各グループでは、常識に縛られる事がないユニークな解決方法なども出て、楽しい研修会となりました。

講演とディスカッション含めて約2時間30分の研修会。

大変に勉強になりました。