発達に特性のある児童家族のための勉強会(1):岩手県北上市
岩手県北上市を訪問して、社会福祉法人岩手ひだまり会が主催する「発達に特性のある児童家族のための勉強会」に参加しました。
当団体が設立して、まだ2年足らずの頃、2014年から社会福祉法人岩手ひだまり会とはにご縁をさせて頂いています。
それから埼玉・岩手という距離ながらも幾多の交流や職員研修など重ねて参りました。
今回の勉強会も昨年の6月に続き本年も参加。また昨年10月には、当団体職員3名がOFF-JT研修として交流をさせて頂きました。
今回の研修会は二部制になっており、第一部は講演でした。
演者は、鳥取大学 大学院医学系研究科臨床心理学専攻 臨床心理学講座の井上雅彦教授です。
今回、2日間に渉り、井上教授と共にこの研修会へ参加させて頂いております。

本日の研修会は、社会福祉法人岩手ひだまり会の鈴木副理事長のご挨拶から、当法人の金子訓隆代表理事をご紹介頂き、始めに挨拶をさせて頂きました。
■以下挨拶内容
皆さん、こんにちは。皆さんはお子さんに障害があるというご家庭の方々でよろしいでしょうか。実は私の息子も知的障害と自閉症があり、現在19歳で社会に出て頑張っています。息子の誕生当初は戸惑いと不安ばかりで、同じように悩み苦しんでいるお母さん方の姿も多く見てきました。
私事ですが、妻は18歳年下で、20歳のときに息子を出産しました。妻はほとんど社会経験がない中で、わが子に障害があると知ったのが21歳の頃です。その年齢では普通は大学3年生。どうしてよいか分からない中、父親として「何とかせなあかん」と思い立ち、行動することにしました。そして「おやじりんく」という父親同士のネットワークを立ち上げ、子どもたちの居場所作りに取り組むようになりました。
当時は放課後等デイサービスも今のようには整備されておらず、ならば自分で作ろうと、NPO法人を設立し、活動を始めました。その後2014年には井上先生とパネルディスカッションに参加し、2016年の講演会、2017年には当団体でのスタッフ研修をして頂き、昨年の奥州市ペアレントセミナーなどでもご一緒させていただきました。また「岩手ひだまり会」さんとは長いお付き合いがあります。
私は専門職ではありませんが、父親として同じ立場で歩んできた経験から、親御さんたちには共感できる部分が多いと思っています。この2日間、皆さんとご一緒しますので、気になることがあればぜひ声をかけてください。よろしくお願いいたします。
以上のご挨拶をさせて頂き、その後は井上教授のご講演となりました。
講演内容は次の活動報告で紹介いたします。