ArtsAlive スイミー:壁画プロジェクトへ協力
本日(17日)の夕方は、一般社団法人アーツアライブさまと合同ミーティングを行いました。
このミーティングには、アーツアライブの林容子代表、事務局から赤熊さんが出席。
おやじりんくからは、代表の金子、輝-HIKARI-志木管理者の大谷、輝-HIKARI-さいたま管理者の山中、輝-HIKARI-志木の児童発達支援管理責任者の田村、そして当団体が行っている、発達障害児の文化的交流を求める絵画教室の講師でもある船本氏、当団体のアシスタント堀内の計8名での懇談となりました。
今回、アーツアライブさんがヤマト福祉財団から助成事業として採択されたスイミー:壁画プロジェクトの活動について、以前から当法人に協力の打診がありました。
そして今回、このプロジェクトへの協力をすることになりました。
アーツアライブが行う、スイミー:壁画プロジェクトとは、自閉症児(障害児)を対象としたプロのアーティストとの協働による壁画制作です。
障害のあるの子供たちが一緒になって、自己を表現しながら一つのことを一緒に成し遂げることです。
そして、参加する子供たちが普段体験できない大きなキャンバスに絵を描くことで、以下を体験する機会を提供します。
スイミー:壁画プロジェクトのコンセプトと目的は
1.自己を表現する
2.自己の創造性を発揮する
3.自分の可能性を最大限に活かし自己実現に近づくこと
4.アーティストや他の子供たちと交流しながら、みなで一つの目的を達成する
5.作品を完成させることにより自信を深める
作品は、プロのアーティスト、そして仲間とともに一枚の壁画を制作することで、一人ではなしえない作品制作に関わることができ、仲間と素晴らしい時間を共有することが目的とする事業となります。
さらに、制作された壁画を美術館などで広く公開する予定です。
また、壁画は、アーツアライブが育成する「エデュケーター」が行うACP(アート・コミュニケーション・プロジェクト=対話型絵画鑑賞会)でも使用されます。
今までのアーツアライブさんの取り組みはホームページでも紹介をされています。
一般社団法人アーツアライブ
http://www.artsalivejp.org/
またアーツアライブの紹介動画は下記のアドレスでご覧頂けます。
http://www.youtube.com/watch?v=tCXUf1QQa0g
このスイミー:壁画プロジェクトに参加する子どもたちは、当団体が運営する、児童発達支援・放課後等デイサービス「輝-HIKARI-志木」と「輝-HIKARI-さいたま」に通所する児童を対象に行うことが決まりました。
今回のミーティングにもお越し頂いた、アーツアライブの林代表は、国際基督教大学、デューク大学で美術史を学び、コロンビア大学にて アーツアドミニストレーション学修士取得。ニューヨークのアートコンサルティング会社やMOMAのアートアドバイザリーサービス部で企業コレクションの収集、制作企画及び企画展実施に関わる。
帰国後、(有)Art Woods設立。キューレーター、コーディネーター、またアートマネージメントアドバイザーとして多数の芸術文化関係の展覧会企画運営に関わる他講座、シンポジウムを実施。
また、1999年より美大生や若いアーティストとともに病院や老人介護施設でのアートプロジェクト(ArtsAlive)を企画、実施。
現在は、尚美学園大学・大学院芸術情報研究科准教授。武蔵野美術大学他非常勤講師。米国PUBLIC ART REVIEW誌アドバイザー。 川越市立美術館運営委員、川崎市民ミュージアム運営評価委員、川崎市文化芸術振興委員。豊島区文化政策推進プラン策定委員、を兼務。また2011年度、安倍フェローとして、米国ケースウエスタンリザーブ大学教授ピーターホワイトハウス博士(脳神経学者)のもとで、アートが脳の高齢化に与える影響とアートプログラムを介護に導入する際の政策課題について研究をされています。
このように、芸術的な分野において専門的に活動をされている林代表を筆頭とした、一般社団法人アーツアライブのアートプロ集団と、輝-HIKARI-に通所する、子どもたちのコラボレーションはどんな作品を仕上げていくのでしょうか?
とても楽しみです。