医療的ケア・B型事業所工賃向上支援についての相談をさいたま市政に届けました
先日の11日、さいたま市議会一般質問にて、齊藤健一さいたま市議会議員が質問にたち、当団体にご相談頂いている障害児・者の支援について、要望された市民・団体に代わり、さいたま市議会にて質問をしていた頂きました。
内容は、医療的ケア児童の校外学習について看護師の配置の支援や、障害のある方が働く、就労継続B型事業所の工賃向上支援についてです。
以下に齊藤市議と共に取り組んだ支援活動を報告しているブログを引用いたします。
医療的ケア児への支援については、国からの要望を行い、山本博司参議院議員も決算委員会では、質問をしてくださりました。
以下、障害児・者の支援について質問した答弁を抜粋いたします。完成版は後日公開いたします。
医療的ケア児の校外学習支援
質問内容
医療的ケアを学校では行わず、家庭でのみ実施している子どもが、宿泊を伴う校外学習に保護者の同行がなくても安心して参加できるように、看護師派遣を制度化することについて見解を伺う。
答弁要旨
学校生活において看護師派遣を必要としない場合、修学旅行や舘岩少年自然の教室等の宿泊を伴う校外学習に参加する際の看護師派遣については、対象となっておりません。
教育委員会といたしましては、学校での医療的ケアの必要の有無に関わらず、宿泊を伴う校外学習時の看護師派遣の制度化について、他の自治体の取組などを参考にし、対応可能な訪問看護ステーション調査や予算の確保等、様々な課題を整理しながら前向きに検討してまいります。
就労継続支援B型事業所の工賃向上
質問内容
さいたま市における令和4年度のB型事業所の平均工賃は、全国と比べて低い状況にあります。さいたま市の平均工賃について、どのように判断しているか伺います。また、B型事業所と生活介護事業所の違いについても伺います。
さらに、B型事業所が単に日中の居場所で終わらないように、さいたま市も工賃向上計画を作成して、埼玉県の目標平均工賃2万円をさいたま市でも目標に、しっかり取り組んでいくことについて見解を伺います。
また、実態調査の結果、就労継続支援B型事業所としてみなせないような事業所に対しては、指定権者としてどのように対応するか伺います。
答弁要旨
本市のB型事業所の平均工賃は、全国平均・埼玉県平均よりも低い状況となっております。授産支援アドバイザーの派遣、自主製品見本市の開催、授産活動支援講座の開催の他、下請け軽作業の受注調整や、優先調達の調整及び情報提供を行っております。また、実際にB型事業所を訪問し、各事業所の状況把握にも努めております。
今後につきましては、自主製品ネットショップ「サデコMONOがたり」における販売支援などの新たな取り組みにも挑戦しながら、埼玉県の目標である平均工賃2万円に向けて、各種施策を展開してまいりたいと考えております。
平均工賃が著しく低いなどの運営体制に不備が疑われる事業所に対しましては、優先的に運営指導を実施するなど、必要な指導を行ってまいりたいと考えております。