令和8年9月度 輝HIKARIスタッフ研修会を開催:さいたま市
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令和8年9月8日、さいたま市中央区の与野本町コミュニティーセンターにて、特定非営利活動法人輝HIKARIの「令和8年度 第2回スタッフ研修会」を開催しました。運営する各施設から正職員19名が集まり、ワークライフバランスを主題とした対話に取り組みました。

前回は6月23日が第一回目を開催。今回は第二回目となります。前回に引き続き、日頃から当団体の応援をしてくていれる藤牧誠さんも一緒に参加しました。
開催の背景
当法人は「ひかり輝き、住み慣れたまちで自分らしく生きる」を理念に掲げ、さいたま市と志木市で放課後等デイサービスや児童発達支援などの事業所を運営しています。令和8年6月23日に実施した第1回研修会では、子どもたちに育みたい力として「コミュニケーション能力」「援助要請」「自己肯定感」「日常生活スキル」「多様な生活体験」の5点を共有しました。子どもたちに寄り添う支援の質を維持し、高めていくためには、現場で支援を担うスタッフ自身が心身ともに健康で、充実した毎日を送ることが欠かせません。そこで第2回となる今回は、支援者自身に目を向け、仕事と私生活の調和を考える機会としてワークライフバランスをテーマに据えました。今回の研修では固定の司会者を置かず、参加者が主体となって進行や発表を担当するワールドカフェ形式を採用しました。4つのテーブルに分かれ、メンバーを入れ替えながら3つのターンで対話を深めました。
各ターンの様子
ターン1「私の『推し』を語らせてください」
第1ターンでは、業務の話題から一旦離れ、休日に何をして過ごす時間が一番幸せかを語り合いました。テーブル上には、ラーメン店の食べ歩き、家族とのドライブ、サッカー観戦、アイドルのライブ鑑賞、手芸や工作、ゲーム、ラジコンの改造など、多彩な関心事が挙がりました。情熱を注ぐ対象にかける時間や費用も人それぞれで、数千円の出費から年間数十万円の遠征費まで幅広い実態が共有されました。発表では「やらなければならないこと以外の時間を、自分の幸せのために使えることが大切」という意見が出たほか、睡眠や昼寝など休息そのものを大切にする声も聞かれました。互いの意外な一面を知ることで、会場の空気は急速に和らぎました。
ターン2「その時間、ちゃんと取れていますか」
第2ターンでは、前の席のメンバーが挙げた趣味や時間の使い方を受け継ぎ、私生活の時間を実際に確保できているか、また職場としてどう支え合えるかを話し合いました。時間を確保する工夫として、「定時退勤を意識して逆算して動く」「持ち帰り仕事をなくし、その日の課題はその日のうちに解決する」「通勤中や休憩時間などの隙間時間を活用する」といった業務管理の工夫が共有されました。一方で、プライベートを阻害する要因として、人手不足による業務の偏りや、急な体調不良への対応、連休の取りづらさが指摘されました。特に休暇の取得に関しては、「冠婚葬祭や親の介護などの避けられない理由は申請しやすいが、私生活の遊びや趣味のための有給休暇は周囲に気を使って言いづらい」という率直な実情が浮き彫りになりました。誰かが急に休んでも支え合える体制や、理由を問わず休みを取得できる職場風土の必要性を全員で再確認しました。
ターン3「その『好き』、支援に使えませんか」
最後の第3ターンでは、各自の趣味や特技を子どもたちへの直接支援にどう昇華できるかを議論しました。共通の話題としてキャラクターや音楽、動画の知識を会話に取り入れることで、子どもたちとの信頼関係(ラポール)が深まり、自己表現を促すきっかけになるという実践例が紹介されました。また、工作や手芸のスキルを活かして推しグッズやペーパークラフトを一緒に制作する活動、ボードゲームを通じた順番待ちやルール理解の訓練、道や地理の詳しさを活かした外出支援など、具体的な支援アイデアが次々と提案されました。子どもが何かに夢中になっている際のアプローチとして、「否定せずにまず共感し、自分も調べて一緒に楽しむ姿勢」「電車への強い関心をペーパークラフトや数字遊びへ自然に発展させる工夫」など、子どもの世界を受け止めながら活動を広げていく支援者の視点が共有されました。
研修を終えて
今回の研修は、単に個人の趣味を語り合うだけでなく、他者の趣味の時間をどう尊重し合えるかという他者理解の視点や、個人の強みを療育活動の引き出しに変える視座を養う機会となりました。職員が気兼ねなく有給休暇を取得し、私生活を豊かに過ごすことは、現場での支援の質向上や定着に直結します。当法人では今後も、業務の効率化や情報共有を進めるとともに、スタッフ一人ひとりの個性と生活を大切にできる環境づくりを進め、子どもたちへのより良い療育へと還元していきます。
参加スタッフの声
「趣味に使う無駄な時間こそが幸せだと実感しました。定時でしっかり仕事を終わらせて、自分の好きなことに没頭できる時間を大切にしたいです。」
「急病や公的な理由は休職・休暇を言いやすい反面、趣味での連休は遠慮してしまう空気があります。お互いに気兼ねなく休める雰囲気を作りたいです。」
「自分が好きなことだけでなく、子どもの好きなことにもまず共感して調べる姿勢が、信頼関係づくりや新しい活動への第一歩になると再認識しました。」
研修会のあとは、参加した藤牧誠さんから地域活動として「丹後稲荷神社「お日待ち祭」で飾るキツネのお面制作・展示企画のご案内」についてご紹介がありました。

この展示企画は、昨年に続き、境内を彩り地域と学校・子どもたちとの繋がりを深める企画として、子どもたちが彩色・デザインした「キツネのお面」の展示が行われます。
◆ 企画・イベント概要
- 行事名:丹後稲荷神社 お日待ち祭
- 開催日:2026年10月11日(日)
- 場所:丹後稲荷神社 境内
- 企画内容:神社から提供される白無地のお面に自由に絵付け・彩色を行い、境内特設スペースに展示します。
- 制作テーマ:自由(自由な発想で制作)
- 対象:学校の児童・生徒(通常学級・特別支援学級)、美術部や有志、教職員など
◆ スケジュール・展示情報
- 作品回収期日:2026年10月9日(金)まで
- 展示期間:2026年10月11日(日)〜令和9年(2027年)2月14日まで
- 展示場所:丹後稲荷神社 境内特設スペース
- 作品の返却:希望する場合は年度末までに返却対応あり
子どもたちの豊かな感性で描かれた色とりどりのお面が、秋の伝統行事の境内を華やかに彩ります。私たち団体の利用児童たちにも、キツネのお面を100個頂きこの展示企画に参加したいと思っています。










